当店のフェシャルエステの特徴は「クレイ」をたっぷりつかっていること。
その魅力をクレイセラピーとしても楽しめます。
「クレイには千の使い方がある」とも言われ語るには言葉が足りないほどです。
今回は身近で壮大なクレイのお話です。
クレイは粘土のこと
クレイは粘土のことです。
粘土というと、幼少期に捏ねていろんな形をつくった玩具を思い出します。
エステにつかっているクレイはそれらとは違います。
粘土は自然界で長年蓄積されてできた鉱物です。
火山活動や風化、地殻変動による圧力といった自然現象により生み出されます。
地球のさまざまな地層の中に粘土は存在します。
世界中にその土地の個性をもった粘土があるのです。
ちなみに、当サロンがつかう粘土の「カオリン」は
日本の中部地方で採れ、美しい陶器の材料になります。
有機物と無機物
では土や泥や砂とはどう違うのでしょう。
まず、土は有機物で砂や泥や粘土は無機物になります。
有機物は砂や泥のなかで植物や動物が活動し、
その代謝物や死骸が栄養となります。
酸素を含むのも特徴です。(火をつけたら燃えます。)
一方、砂や土は無機物なので酸素はなく
ミミズや植物は育ちません。
砂場に種を植えても芽がでなかったのはこのためです。
土は、砂や泥が酸素と栄養を含んだものと区別できます。
違いは大きさ
では、砂と泥と粘土はどうちがうのでしょう。
実は同じ無機物の鉱物で、違いは粒の大きさです。
次のように分類されます。
岩>礫(れき)>砂>泥>シルト>粘土
上の順番で分類されますが細かな数値は、学会によって違います。
(今回は国際土壌学会の数値を参考)
砂は2mm~0.075mmの岩のこと
粘土は0.002mm以下のもののこと。
泥は0.02mm以下の岩のことでシルトと粘土の粒がミックスしたものです。
泥のパックや入浴剤で、ザラリとした触感はさまざまな粒があるためです。
粘土は粉おしろいのようにスベスベしているのが特徴です。
おしろいの他にもファンデーションにもつかわれているので
触感の違いを感じてみてくださいね。
くらしのなかにクレイ
「粘土といえば、お茶碗なんかの陶器でしょ」
と思われた方、あなたのくらしのなかにはもっとたくさん粘土が使われています。
大昔、ご先祖たちが狩猟採集から農耕のくらしを始めた頃の住居や器に始まり、
レンガやタイルの建築、化粧品、医薬品、災害対策、土壌の改善、衛生用品、文房具
クレイの特性は生活のあらゆるところで役立っています。
人類は大昔から、大変お世話になっているのです。
いつも人の身近にあるもの
クレイが大地から生まれて、人類の生活に役立つまでを
記した本をよむと地球誕生のところから書いてありました\(^o^)/ワオ
とてもそこからお話することはできないのですが
大地の恵み、地球の恵みという言葉がぴったりです。
古代のご先祖たちもその恵みに囲まれた生活を送ってきましたが、
粘土の形はみえないだけで私達の生活も変わりありません。
次回はクレイがどのように肌の健康に役立つのかに注目します😄