肌トラブルが治らない、どんなスキンケアを使えばいいかわらない
どちらの悩みにも「肌の機能」を知るとヒントがみえてきます。
肌は「守る」器官です。
体の一番外にある防御壁の働きを知ることで
あなたの肌を知るきっかけにしましょう。
体を守る器官「肌」

人体最大の臓器「肌」の働き
🛡️バリア機能…細菌やウイルス、紫外線、化学物質から体を守る
💧保湿・水分保持…水分の蒸発を防ぎ、身体の乾燥を防止する
✋️知覚機能…触覚、痛覚、温度感覚などの感覚をキャッチし神経を通じて脳に伝える
🌡️体温調節…発汗、皮下脂肪の断熱作用で体温を調節する
🔄新陳代謝…表皮細胞の生まれ変わりにより、常に新しい細胞に入れ替わる
人間の肌(皮膚)は「表皮」「真皮」「皮下組織」という
3層からつくられています。
うすい肌がさらに3層構造になっているわけですが、
それぞれに異なる役割があるので、みていきましょう☺️
表皮は「バリア」の層

表皮(ひょうひ)は肌のもっとも外側にある層です。
平均0.2mmという薄さですがとても丈夫でわたしたちを守ってくれています。
「角質層(かくしつそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」
「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の
4つの層からなりバリア機能、水分保持、新陳代謝(ターンオーバー)を行います。
(手のひらや足裏は+透明層(とうめいそう)で5層)
外部の刺激や異物の侵入から体を守り、肌のうるおいを保ちます。
表皮の健康は「きれい」に直結する
バリア機能というのは外側からの
刺激や有害なものから体を守るものでもあり、
内側から生まれる潤いを逃さないよう守る機能でもあります。
次のようなトラブルは表皮のバリア機能が
うまく働かない時に起こる肌トラブルです。
- 乾燥肌…肌内部の水分が蒸発しやすくなり、カサつきやひび割れがおこる
- 肌荒れ・赤み・かゆみ…外部刺激(紫外線、花粉、チリなど)に弱く、炎症や敏感肌の原因に
- 毛穴のひらき・肌のキメの乱れ…バリア機能の低下により皮膚の保湿成分が不足し、肌表面が荒れる
- ニキビ・吹き出物の悪化…刺激や乾燥により肌の免疫力が落ち、トラブルが増える
- 肌の老化促進…紫外線ダメージを受けやすくなり、シワ・シミ・たるみが進行しやすくなる
ターンオーバーで肌は新しい細胞をつくりだす
肌のターンオーバーは表皮層で起こる肌細胞の生まれ変わりのサイクルです。
肌の一番奥にある基底層で新しい細胞(ケラチノサイト)が生まれます。
この新しい細胞は徐々に肌の表面に向かって押し上げられ
細胞の形や働きを変えていきます。
やがて一番外側の角質層に達し、死んだ細胞となり垢として
自然に剥がれ落ちます。
この一連の流れが約28日(4週間)周期で繰り返されるのが正常なターンオーバーです。
ターンオーバーが正常に行われることで、古い角質が適切に剥がれ落ち
新しい細胞が健康な肌を作り出し、肌の潤い、ハリ、艶を保つことができます。
肌はいつも同じように見えて、実は「生まれて・剥がれて」を繰り返しています。
わたしたちが目にしているのは、1ヶ月前に生まれた肌が
表面にでてきた状態なのです☺️
このサイクルが遅れたり、早まったりすると、肌荒れや乾燥
くすみ、ニキビなどの肌トラブルが起こる原因となるため
適切な生活習慣やスキンケアでターンオーバーを整えることが大切です。
真皮は「ハリと弾力」で肌を支える

真皮(しんぴ)は表皮層のすぐ下にある厚い層です。
肌の本体とも言える重要な役割を持っています。
🌿主な働き
- 感触のセンサー
真皮には神経が通っていて、触った感触(熱い、冷たい、痛い、痒いなど)を脳に伝える役割があります。
これにより、危険を察知したり、快適な環境を保つことができます。 - 肌の形・弾力を維持する
真皮の大部分はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸でできており
肌にハリや弾力を与えます。これらの成分が減少するとシワやたるみが生じやすくなります。 - 表皮へ栄養を送る
真皮には毛細血管やリンパ管があり、表皮には血管がないため
真皮から栄養や酸素、水分が届けられます。
また老廃物も真皮の血管やリンパ管を通じて運び出されます。 - 体温調整
真皮にある血管は、暑いときは拡張して熱を体外に逃がし、
寒いときは収縮して熱が逃げるのを防ぎます。
また、汗腺も真皮にあり、体温が上がると汗を出して熱を下げます。 - 肌の環境をまもる
真皮には皮脂腺があり、皮脂と汗を分泌して皮脂膜を作ります。
この皮脂膜は、肌のバリア機能を高め、水分の蒸発を防ぎ、
細菌の繁殖を抑える効果があります
たるみ、シワ、乾燥、くすみ…全部「真皮」が大事
お肌の悩みの多くは真皮の状態や働きによって引き起こされます。
💆肌のたるみやシワ
真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少・劣化すると
肌の弾力がなくなり、たるみやシワが目立ってきます。
これは加齢や紫外線(光老化)が大きな原因で、
紫外線が活性酸素を発生させて真皮の成分を破壊してしまいます。
🏜️乾燥やくすみ、肌のキメの乱れ
真皮の水分保持能力が落ちると肌全体の潤いが不足し、
表皮の保湿成分であるセラミドなども減少しやすくなります。
その結果、肌が乾燥し、バリア機能が低下して外的刺激に弱くなり、
くすみやざらつき、敏感肌になりやすいです。
🔄肌の再生サイクルの乱れ
真皮の線維芽細胞の働きが鈍ることで、新しいコラーゲンや
エラスチンが充分に作られず、古い組織も分解されにくくなります。
これにより真皮の組織が老化しやすくなり、肌の新陳代謝も
乱れやすくなります。この乱れはニキビ、シミ、毛穴の開きなどの
肌トラブルにつながります。
真皮層の働きが悪くなる原因
加齢、紫外線、過剰なスキンケアや摩擦、乾燥
栄養不足、喫煙などの血流を悪くするもの
肌はそれ自体で独立しているような気がしますが
着ぐるみやラバースーツのように脱げるものではありません。
細胞と細胞でつながっている真皮は神経や毛細血管が
通っているので、より体の一部だとイメージできますね😆
皮下組織は体温を保ち、体を衝撃から守る

皮下組織は肌の一番深い部分にある層です。
主に、脂肪細胞や結合組織からできています。
いわゆる「皮下脂肪」「贅肉」なんて思うかもしれませんが
わたしたちの体を守るとっっても大切な働きがあるのです😉
🌸主な働き
🎈クッション機能
外部からの衝撃を吸収し、筋肉や骨、内臓を守ります。
転んだりぶつかったりした際にも、体の深い部分への
ダメージをやわらげる役割があります。
🧥体温保持・断熱
皮下脂肪は熱を通しにくい性質があり、
体内の熱が外へ逃げるのを防いだり、外からの寒さが
直接体内に伝わるのを防ぎます。
これによって体温が一定に保たれます。
🍙エネルギーの貯蔵
皮下脂肪は、食事などで余ったエネルギーを脂肪として
蓄える役割があります。飢餓やエネルギー不足時には、
蓄えた脂肪がエネルギー源として使われます。
🤸皮膚の柔軟性の維持
皮下組織のおかげで皮膚が柔らかく、体の動きにもスムーズに追従することができます。
🚚栄養や老廃物の運搬
皮下組織には多くの血管が通っており、
皮膚や周囲の組織に栄養や酸素を供給し、老廃物を回収しています
まとめ
- 肌は「皮」ではなく、体の延長線上にある大切な臓器
- 肌は生きていて、毎日代謝しながら自分を守っている
- 肌の最大の役割は「守ること」
- (外から守り、中の大事なものを守る)
肌は体の奥で生まれて、死んだ細胞になり
剥がれ落ちるその瞬間まで役割があります。
それはわたしたちを外部からの刺激と
内の潤いを蒸発させないための仕組みです。
肌は独立したカバーではなく体の一部であり生きた臓器なのです😌




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