この記事は体の関節全体のお話です。
私達の骨と骨をつなげて自由な動きをサポートしてくれる
関節について見ていきましょう🎶
一度消耗してしまうと、戻すことができない機能もあります。
読後に「関節を大事にしよう!」
「体を大事にしよう!」と思っていただければ幸いです☺️
関節の基本情報
関節とは2個以上の骨がつながり、動きのある部分。
骨をつなげるだけではなく、関節があることで
曲げる、伸ばす、回すなど自由に体を動かすことができます。
また、硬い骨同士がぶつかる衝撃を和らげる役割があります。
関節には動かすことができない不動関節という
連結させるだけのものもありますが
今回のお話は可動関節、日常でわたしたちが
動かしている関節のお話です☺️
関節の構造
関節には体の部位に応じた形があり可動域より構造が異なります。
多くの可動関節は以下のような構造をしています。

関節は隣り合う骨同士が滑膜によって連結されています。
骨のつなぎ目には関節腔というすき間があり、
このつなぎ目があることで体は様々動きができます。
関節は凸凹の形をしており、凸部分を関節頭、
凹部分を関節窩といいます。
これからが組み合わさり、その表面は関節軟骨が覆います。
関節軟骨は表面を滑らかにして、骨同士の衝撃を和らげる働きがあります。
つなぎ目の周りは関節包という結合組織で覆われています。
骨の周りを包むことで関節の安全性を保ちます。
関節包は二重の膜が合わさりできています。
内側の関節腔側(内側)の滑膜、
関節包の外側が線維膜といいます。
滑膜からは滑液という液体がでて、運動する際の
骨同士の摩擦を軽減する潤滑油のような働きをします。
線維膜にはコラーゲン線維がぎゅっと集まり
束になっているところがあり、これは靭帯といいます。
靭帯は関節が動く領域を制限して、安全性を高める役割があります。
関節腔のなかには繊維軟骨の半月板や関節円板が
はさまっていることがあります。
これらは、関節の動きに合わせて変形し、
関節が動く時に形が合うように作用しています。
スジ・腱・靭帯・筋肉の違い
ところで…
日常の会話のなかで「スジを痛めた」「スジを違えた」
このスジってどこを指しているでしょう。
関節の周辺パーツを整理してみましょう🎶
腱(けん)とは…
筋肉の両端についていて、筋肉と骨をつなぐ硬い組織。
筋肉が縮んだときに、その力を骨に伝えて関節を動かします。
腱は固くて伸縮性がほとんどありません。
代表:アキレス腱
靭帯(じんたい)とは…
骨と骨をつなぐ強靭な組織です。
主に関節にあって、関節の正常な範囲内で安定させる
安全ストッパーのような役割をします。
代表:前十字靭帯・後十字靭帯(ヒザ)
筋肉とは…
人が体を動かすために力を生み出す組織です。
主にタンパク質でできており、伸びたり・縮んだりして
骨を動かします。
代表:大腿四頭筋
多くの人がスジというのは筋肉か腱であることが多いですが
これを明確にするとトレーニングや施術をするときに
効果や目的達成が近くなりますよ!
ちなみに…おでん🍢の牛すじはアキレス腱です!
関節が硬いの正体は?
関節が硬いとよく耳にします。少し詳しくいうと
「関節の可動域がせまい、狭まっている」ということです。
ズバリいうとこの「関節が硬い」の一般的な原因は
筋肉・筋膜が硬いということになります。
もちろん筋肉だけではなく関節を取り巻く
靭帯や腱、それぞれが関与しています。
関節が硬くなる主な原因
💪筋肉の硬さと短縮
筋肉が硬くなると関節を動かすときに
十分伸びてくれないため可動域(動かせる範囲)が狭くなります。
また筋膜の癒着(くっついてしまうこと)も考えられます。
筋肉を覆う筋膜は布団と布団カバーみたいな関係です。
中身を覆う外側がくっついて固まってしまうと中にある
筋肉は動きが制限されるため関節が動かせる範囲は狭まります。
🦵関節の拘縮
拘縮(こうしゅく)とは、関節の周囲にある筋肉や
腱、皮膚などが固まってしまうことです。
関節に関わる周辺が固まるのなら動きは制限されていまいます。
拘縮の原因は、動かさないまま時間が経ってしまうことにあります。
これは怪我でギプスをしていたり、入院などで
体を動かせない時間が長かったり、麻痺や外傷によるケースが多いです。
🛁血行不良
関節まわりの血行が悪くなることでも、組織が硬くなることで
動かしづらい、可動域の低下が起こります。
🧎姿勢の悪さ
悪い姿勢は特定の関節に負荷をかけることで
硬さの原因になります。
筋肉を固くしないことが体が硬いの防止策
関節が硬いことが気になる人にとって
ドキッっとしたのはどの項目だったでしょうか。
長時間の悪い姿勢や血行不良、筋肉の硬さなどは
日常のなかで軽い運動や入浴、ストレッチなどで改善できそうですね。
関節の硬さがとれると怪我の防止や血行改善など
メリットがあります。できることからやってみましょう🎶🤸♂️

全人類が考えたい年齢と関節の変化
体の中で一番負荷がかかる関節はどこでしょう?
それは…膝!!
膝関節は関節の中で最も負荷がかかる部位です。
これは我々のご先祖が二本足で活動することにしてからの宿命です。
体重を支えるため負担が大きく、歩行時には体重の約3倍、
椅子から立ち上がるとき階段を使う時は4~6倍もの
負荷が膝関節にかかります。
股関節も体重の負荷が大きく、歩行と階段使用時は
体重の3~7倍程度の力がかかります。
どちらも日常生活で負担がかかる関節なのです。
使いすぎで消耗する関節と周辺部位
関節の健康のために注意したいのは、使いすぎると消耗すること
そして自然治癒や再生できる部位がごく限られていることです。
特に、関節の軟骨の部分は加齢や過度な使用により
すり減り、変形や炎症(変形性関節症)を引き起こします。
指や膝などの日頃よく使う関節も「使いすぎ」により
痛みや腫れが出る場合があり放っておくと変形したり
治りにくくなるのです。
体の傷や消耗は自分で治癒したり再生できるものもありますが
残念ながら関節の中では限られます。
怪我で負傷することが多い半月板は外側の血流が多い部位は
軽度であれば損傷が自然治癒が期待できますが
血流が少ない部位や損傷が大きければ自然治癒しにくい部位です。
また、軟骨は基本的に血流が乏しいため大きな損傷は
自然に再生されません。

関節を大切にしたい人のまとめ
- 関節は骨と骨を連結する器官で骨同士の
摩擦を軽減しながら体の動きを自由にしている - 関節が硬いの一般的な原因は筋肉のこわばりにある
- 関節は加齢や使いすぎで消耗する
- 基本的に軟骨や半月板は自己再生力が低い
関節の機能を保つためには
関節の健康維持に言われているのは
「関節に負担をかけすぎないこと」
周囲の筋肉を鍛えることで骨への負荷を減らすことです。
また筋肉にはマッサージやストレッチなどのほぐすことで
硬くなるのを防ぎ、血流不良を改善することができます。
腱や靭帯はストレッチが有効で継続的に行うことで
柔軟性や弾力性が向上されます。
次回からは体でもっとも負荷がかかり
お困りの声が多い膝関節について詳しく取り上げていきます。
みなさんもお仕事や生活の中で使うことが多い部位は
特に労ってあげてくださいね☺️