過去のケガが膝痛に?外傷性変形性膝関節症

前回取り上げた「変形性膝関節症」
原因は加齢による膝軟骨のすり減りや変形によるものでした。

前回のブログ「セルフチェック付き|変形性膝関節症の予防・対策」

膝の不調でもうひとつ多いのはケガによるもの
外傷性変形性膝関節症です。
これは事故やケガ、スポーツによる負荷によるものが多く
年齢を問わず多くの人にご注意いただきたい症状です。

外傷性変形性膝関節症とは

外傷性変形性膝関節症これは医学的な呼び方なので
もう少しわかりやすくここからは外傷性膝関節症と呼びます☺️

文字通り外傷「ケガ」が原因で発症し、
半月板、靭帯の損傷がきっかけで起こる関節症です。

症状

  • 膝の痛み
    歩行、立ち上がり、階段昇降時に痛みを感じます。
  • 膝の腫れ、水が溜まる(関節水腫)
    関節液が増えることで、関節が膨らむことがあります。
  • 可動域の制限
    膝の動きに制限がでたり、正座やしゃがむのが困難になります。
  • 脚の変形
    進行するとO脚、X脚が目立ち脚の不安定になることがあります。
関節に水が溜まる理由

膝に「水が溜まる」とは関節内に関節液(滑液)が過剰に
分泌して溜まる状態
をいいます。

関節液は本来、関節の動きを滑らかにしたり軟骨へ
栄養を運んだりする役割があります。
膝を覆う粘膜(滑膜)が炎症をおこすことで関節液が異常に増え
吸収が追いつかず関節内にとどまっている…という状況になります。

膝が腫れることで曲げ伸ばしやだるさ、痛みを生じることがあります
負傷部位を治癒するための体の作用ですが
膝の炎症という根本原因が改善すれば水は引きます。
生活に支障がある場合は病院で水を抜く場合があります。

起こりやすいスポーツ

  • ジャンプ・着地が多い競技
    バスケットボール、バレーボール、体操、チアリーディング
  • 急な方向転換・ダッシュが多い
    サッカー、ハンドボール、テニス
  • 接触プレーや衝突のある競技
    ラグビー、アメリカンフットボール、柔道
  • 長時間の繰り返し動作で負担が蓄積する競技
    陸上(長距離走、ハードル、跳躍種目)
    相撲やレスリング、剣道

治療と予後

症状に応じて保存療法が行われます。
安静、薬物療法、ヒアルロン酸などの関節内注射、
リハビリテーション(運動療法、装具療法、物理療法)
症状の進行や痛みが改善しなければ手術療法が選択されます。

放置すると膝の変形が進み、痛みが強くなり
歩行が困難になる恐れがあります。

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過去のケガからくる不調|外傷後膝関節症

当店のお客様のなかにもおられるのが
「過去のケガ」が原因での膝の不調です。

学生時代にケガをして時間が経過し
社会人になり膝に不調を感じたパターンです。
(なかには過去のケガと現役でスポーツを続けることで
起きたケガと様々な歴史を抱えた膝の方もおられます)

症状と特徴

過去のケガによる関節の損傷が原因で関節が
不安定になったり動かしにくさがでてきます。

他にも長時間の立ち仕事や歩行、しゃがむ、正座など
日常のさまざまな動作が困難になったり

関節がボキボキ音がしたり、引っ掛かり感を感じる人もいます。

同時に加齢による関節の変化も症状に加わってくるため
違和感がでたらすぐに対処しましょう。

膝が大きくなる、形が変わる

一度ケガをした膝は見た目や大きさが変わることがあります。
膝の違和感に加えて見た目の変化を感じたら要注意です。

拘縮(こうしゅく)

膝が固まり、曲がらない・伸びない症状をいいます。

怪我による膝の周囲の組織の損傷や治療時の長期固定
痛みの回避などが原因で発生します。

膝の関節包、筋肉、皮膚、靭帯などの硬くなり・癒着するためです。

長期間拘縮がつづくと、筋力の低下、関節の変形などが進行しやすくなります。

骨肥大(こつひだい)

関節軟骨がすり減ることで骨表面が変形し
関節のすき間が狭くなることで発生する骨のトゲ(骨棘)のことです。

特徴
初期…膝の引っ掛かり、ゴリゴリ音がなる
進行すると…正座、階段昇降が困難
安静時にも痛みや腫れ、膝の変形(O脚)が現れる

膝の負担を減らす生活習慣を過ごす

  • 姿勢動作の見直し
    痛みや違和感を感じたら膝に負荷をかける
    生活習慣になっていないか見直してみましょう。
    一日で一番長時間とっている姿勢はなにか。
    靴底をみてすり減る部分に偏りはないか。
    歩き方を周囲の人から見てもらう。
    体の凝りや疲れに偏りはないか。
    膝の負荷になる姿勢が習慣になっているのなら改善のチャンスです。
  • 環境整備
    膝への負荷を減らすように靴底を厚いものにしたり
    インソールなどを活用しましょう。
    膝のサポーターや歩き方指導など医師や
    専門家の指導を受けるのもいいでしょう。
  • 体重管理
    変形性膝関節症と同じく、膝にかかる負荷で体重は
    大きな要因となります。1キロの体重を減らすと階段では
    3キロ分の膝の負担を軽くすることができます。
  • 運動療法
    膝周辺の筋肉を固まらせない、血行を良くする
    関節を一緒に支えてくれる筋肉を鍛えておく・衰えさせない
    という目的があります。

膝に負担がかからない運動、
水泳や水中ウォーキング、自転車運動(エアロバイク)など
ご自身の膝に合う運動を選んで楽しみましょう。

ストレッチは靭帯や関節にもよいアプローチができますよ☺️

膝のために鍛えたい筋肉

運動療法のひとつを詳しくみていきましょう。
膝関節を支え守ってくれる筋肉を強くしていきましょう。

  • ハムストリングス(太ももの裏)
    大腿四頭筋とバランスをとる筋肉
    膝を曲げるときに働き、前後の安定性を守る
    ハムストリングスが弱いと大腿四頭筋に引っぱられて
    膝にストレスが掛かりやすくなります。
  • 臀筋(でんきん)お尻の筋肉
    膝にかかる負担を分散させる役割があります。
    大臀筋・中殿筋は骨盤と股関節を支える役割があります。
    股関節が安定することで、膝のねじれが出にくくなり
    膝関節のストレスが減ります。
  • 内転筋(ないてんきん)
    太ももの内側の筋肉で、脚を閉じる動作や、
    股関節の安定性を保つ役割のある筋肉です。
    歩行時の安定もサポートしてくれます。
  • 足首まわり
    足首が硬いとしゃがむ、着地する動作で負担が集中します。
    足裏のアーチが弱いと膝が内側に入りやすくなります。
    足首の柔軟性、足裏の筋肉を整えることが膝の悪化予防になります。

膝に痛みや古傷があるから、必要とわかっていても
筋トレするのが心配という方は
膝を守るサポート筋肉たちを鍛えていきましょう

下半身の筋トレや体幹の筋トレで膝をサポートする
心強いチームワークができますよ☺️✨️

医療機関での治療

外傷後膝関節症の治療は整形外科を受診しましょう。
治療は病状により異なります。
軽度の場合は保存療法として
安静、装具、薬物療法、ヒアルロン酸注射、
リハビリテーションなど

重症度に応じて手術療法
関節鏡手術、骨切り術、人工関節置換術など
が選択されます。

関節軟骨は自己再生しないため、放っておいて
治癒することは難しく早目の対処をおすすめします。

おすすめストレッチ動画

足指のストレッチ「ゆびのば体操」

私自身が試してよかったものです🐻✨️
足裏の3点に重心をおいて立てる・歩けるようになることで
関節に負担の少ない動きができます。

足裏の筋肉の硬さや歪みをとることで
きれいに重心を分散させて立つことができ
膝・股関節・腰が楽になりますよ☺️💕

おすすめです!

まとめ|再生しない関節との付き合い方

福岡市で20年以上、多くのお疲れの体を担当してきました。
スポーツや外傷を受けての膝の痛みを持つ方は
年齢を重ねても運動がお好きな方が多くおられます。
運動は心身の健康を増進して何より楽しい趣味です。
いつまでも運動を楽しんで頂けるよう応援しております😌✨️

膝の痛み、炎症自体は原因がさまざまなため
整形外科での処置となります。

当店ができることは膝に長時間かかった筋肉の負荷をとる
または冷却などのお手伝いとなります。

膝に掛かる負荷は体全体で支えていることが多いため
他の部位のほぐしやストレッチによる整える施術を提案させていただきます。

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