あなたの体を支える腸腰筋

健康

長時間の座る姿勢が体にどのような影響を与えるかを取り上げています。
座っていると楽なため、体に負担がかかると言われてもピンときません。
前回紹介した長時間のデスクワークで
影響を受けている部位と解消法をお話してきます☺️

はじめは「腸腰筋(ちょうようきん)」股関節の機能のほとんどに関わる大きな筋肉です。
腰痛や股関節の調子を左右する大切な部位なので解説と解消法の前編後編で紹介します。

腸腰筋ってどこにあるの?

腸腰筋は大腰筋(だいようきん)小腰筋(しょうようきん)腸骨筋(ちょうこつきん)の総称です。
背骨のお腹側にくっついているように、体の深層部にあり
姿勢の保持、体の曲げ伸ばし、体幹を安定させるなど大切な役割をしています。

大腰筋の役割
場所は肝臓や腎臓の後ろを通り、骨盤前面を走ります。
背骨からはじまり大腿骨についているため、体幹と下肢をつなぎます
役割は直立姿勢を保つ、太ももを持ち上げる、歩く動作を支えます。

小腰筋の役割
小腰筋はすべての人に存在する筋肉ではありません。
約40~60%の人にはないと言われています。
場所は大腰筋の上部にあり小さな筋肉ですが、腰椎を前屈させたり
腰の安定を高めたり、腹部の圧力調整を助けるため呼吸に関連する場合もあります。

腸骨筋の役割
ゾウの耳のような形の骨盤、その内側から太ももにかけて伸びる筋肉です。
骨盤から下肢をつなぎ、腰椎の自然なS字カーブを保ちます。
役割は歩行をスムーズに続けること、胴体を横に曲げることができます。
座る、立つ、姿勢を保つ、歩行の保持は腸腰筋のお陰なんですね!

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座り過ぎると腸腰筋に何が起こる?

長時間椅子に座っている状態だと、腸腰筋は短縮しやすい状態にあります。
また背筋をピンとよい姿勢を保つほど、腸腰筋は活躍し緊張します。
(だからといってだらけた姿勢は他の部位に負荷を与えます…。)
長時間の座り姿勢で腸腰筋が硬くなると次のようなことが起こります。

・股関節が詰まったように感じる
・骨盤が前に引っ張られて反り腰になる
歩幅が狭くなる
・腰痛・股関節痛、脚の疲れの一因となる場合も‥

つまづきやすい人、腸腰筋の衰えかも…?

使われなくなった筋肉は弱くなってしまいます。
次のような状態は腸腰筋の衰えが原因かもしれません。

🟢足が上がりにくくつまずきやすくなる
🔵姿勢が悪くなる(骨盤が前傾・後傾)
🟢呼吸が浅くなる
🔵冷え・むくみ・便秘の原因にも
🟢ぽっこりお腹(筋力低下による骨盤の後傾で下腹がでる)
🔵歩行速度の低下(高齢者の筋力低下に関連あり)

あなたは当てはまるものがありましたか?

あなたは大丈夫?セルフチェック!

簡単セルフチェック
☑️片足立ちテスト
壁やイスに軽く手を添えて片足立ちをします。
10秒間キープできるかチェック👀
「腰が浮く、バランスを崩す場合は腸腰筋の筋力低下や柔軟性が不足しているかも💦

☑️トーマステスト
床やベッドに仰向けになります。
片足の膝を曲げて、両手で抱えて胸に引き寄せます。(例左膝を抱える)
反対の脚(右)が床から浮く場合は、右側の腸腰筋が硬く短縮している可能性あり💦
反対側も行い結果をみてみましょう。

次回は短縮して硬くなった腸腰筋のストレッチとトレーニング方法をご紹介します。
普段座りっぱなしという人、まずはイスに座った状態で腿上げをしてみましょう♪
30分に一回、背伸びやデスク周りを歩いてみてもいいですね😄

当店の施術でのケア

当店のお客様のほとんどが長時間のデスクワークをされている方です💦
イスから立ち上がるときに腰が重たい、腰痛が重度になって股関節まで違和感がある💦
という方が結構おられます。
特に血行不良の重なる冬時期にご相談が多いです⛄️

施術はお客様の状態とお好みに応じて、
腰周辺の筋肉のほぐしと股関節のストレッチ、温熱を提案しています。
痛みの有無や可動域などで変わってきますので
状態をしっかり確認して施術を決めていきましょう☺️

頑固な凝りを感じているならロングコースや膝下オイル施術もおすすめです🐻✨️

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